カラカタカタカラカタカタカタリ
V系好き・ヲタク・メンヘラ ついに三拍子揃ってしまった僕の日常。 ガル山キングの99%は「あきらめ」で出来ています。
第9章-1 †再び、横須賀†
僕たち4人が全員登場したので
あらためて近況に移ろう。

横須賀に来たのは2006年の3月末。
施設での仕事を終えてまもなくの事だった。
まぁ、引越しだけして、結婚式の準備のためにすぐ福島へ戻るのだが。

部屋探しなどは長山君がすべて行ってくれた。
おっと…もう自分も"長山"な訳だが、ここではこう呼ばせて戴こう。
僕はあくまでも「ガル山キング」だしね。
彼は仕事の関係で1年以上前に福島を出ていたので
すべてお任せした。
かわりに、結婚式の段取りはユキがやる。ということで。

4月始めにはもう実家に戻っていたユキは
残り少ない福島での生活を満喫した。
親友とも呼べる妹と毎日夜中まで話し
祖母や祖父の運転手になっていろんな所を案内した。
祖母は、隣町に行っては
「東京さ来たみたいだ」
と言い、仕事に追われて家族とあまり過ごさないようになっていた
ユキも大変満足した。
結婚式の、5月5日までの1ヶ月は思う存分家族と過ごした。

それはそうと、
残念なことにユキ…いや、僕たちは「記憶」を司る脳が
きっと欠落している。
大事な日だってそれは関係なく抜け落ちてしまうものだ。
要するに、だ。
結婚式の事なんかもよくわからない。
あきらかに自分はそこに存在している。
まったく記憶がない訳でもない。
が、夢か現実かの区別が付かないのだ。
僕たちは、写真や映像、自筆などを見て
自分を確認するのだ。

そんな事情は自分しか知らないわけだが
結婚式も無事に終わり、新婚旅行も行って来た。
再び横須賀に帰って来たのは5月半ば。

横須賀は都会ではないが、田舎育ちのユキからすれば
バスが夜走っているだけでもびっくりだ。
歩いてコンビニに行けるなど
夢にも思わぬ生活なわけである。

しかし、そうそうのんびりもしていられない。
借金を持って嫁いだのだ。
仕事を探さなければ!
職業安定所なども行ってみたが場所も何もわからない
状態で職を探すのはなかなか困難だった。
だが、ここでもカルチャーショックを受ける。
自給があまりにも違う。

結局ユキが仕事を決めたのは
スロット専門店なのだが
(やっぱりパチンコ屋が好きなのだ)
アルバイトにして自給1300円。
関東に住む方々には普通なのかもしれないが
僕たちの地元では最低賃金610円の世界だ。
1時間700円で毎日掛け持ちをしてまで
長時間労働していた頃が馬鹿みたいに思えてもしょうがないぞ。

スロット専門店は、故郷のパチンコ屋が恋しくなるほどに
華やかで綺麗な場所だった。
中山さん(仮)が週5日フル稼働した。
休みが続いて病院に行ったのは
このスロット専門店である。

中山さんは、華やかな場所がお好きらしいが
ユキはやっぱりパチ屋といえば場末が好きだ。僕も。
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