カラカタカタカラカタカタカタリ
V系好き・ヲタク・メンヘラ ついに三拍子揃ってしまった僕の日常。 ガル山キングの99%は「あきらめ」で出来ています。
第5章-3 †精神科†
ユキの、初めての精神科受信の日がやって来た。
場所は横須賀中心地にある共済病院。沢山の科を抱える大きな病院だ。
福島の片田舎で育ったはずなのに
どうして横須賀にいるのかは
後ほどお話するとしよう。

予約の際に貰ったアンケート用紙のようなものは
チャート式になっていて、気分や気持ちなどを表すものだった。

記入を済ませてあったので、先生はそれを見てから話しを進めた。
精神科って、何をするんだろう?
知識をまったく持たずに来たが
びっくりするような出来事は何も起こらなかった。

簡単な質問を幾つかされ、簡単に答えていく。
最近あった出来事などを含めてだ。

ユキが
「先日、駅で座っていて、気付いたら夜中だった」
と、何気ない日常を話した時だった。
(ユキにとってそれは大したことではなく、記憶がなかったり
 曖昧だったりするのは昔からである。)

先生が、聞いたことのない病気の名前を言った。

「解離性障害かもしれませんね」

「はぁ。」

帰ったらネットで調べてみようとは思ったが
その時は特に、何も返す言葉はなかった。

それと、抑うつだと言われた。
"抑"の意味は分からないが、鬱という言葉は
あまりに有名なので知っている。

更に、ナルコレプシーの疑いもかかった。
ナルコレプシーは、以前かかったことがあるので
症状は知っている。

「多分、それは違います。」

と、先生に教えておいた。

トレドミンとデパスを処方されて帰宅した。
薬の知識もまったくなかったので
病名と併せてネットで調べて見た所
トレドミンは鬱の薬
デパスは安定剤だということがわかった。
どちらも効果はなく、1度限りの処方となったが。

そして疑いがかかった
「解離性障害」
のことだが、さすがに驚いた。
まさに自分の事ではないか、と。

ここから、ユキを含む「僕たち」は
本当に別々の人物であるという確信と

特に気にもせずに生活していた
僕たちの
混乱と狂いに満ちたメンヘラ生活が始まる。
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第5章-2 †病院†
初めて精神科に行ったのは昨年秋。
ユキは23歳だった。

病気であるなんてまったく考えず、
なんでも、まいっか。って能天気に生活していたユキが
どうして精神科へ行く事になったのかというと
仕事に行けない日が続いたからだ。
学生時代を含め、今までにもそういった事は何度もあったが
特に病院へ行くなどはしなかった。
単なるサボり癖だと思っていた。
朝になると異常にだるく、吐き気がする。
起きる気力もなく
だらだらと転がっている。

だが、今回は異様に長く
職場に毎日休みの電話を入れるのも嫌になったので
近くの診療所に行った。

「低血圧のせいかもしれないですね」

ユキは、激しく低血圧で
その時の結果は39-78だった。

小さな診療所だったので、ここではどうしようもないと
別の病院を紹介された。
腎臓内科へ行き
血圧を上げる薬を処方されたが
更に腎臓内科の先生は言った。

「一度、精神科へ行って見ましょう。
 怖がることはありませんよ、睡眠障害かもしれませんからね」

精神科は、その病院の一番奥にあった。
予約制なので予約だけして
何かアンケート用紙のようなものを貰った。

その時も、別に僕は病気だなんて思ってなかったんだ。
もちろん、ユキもね。
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現在
第5章-1は現在の事だから、
現在進行形でユキは


切って、貼る


を繰り返している。

僕が思うに
「切る」はまい
「貼る」は自分
に値しているのかもしれない。

本当のトコロは
僕はユキじゃないし
まいでもないから
わからないけどね。


もしもこのブログ小説が、
完結もせずに続きのupがなかったら

その時は僕を含む僕たちが
死んだのだと思って欲しい。

ユキの殺人自傷行為によって、ね。
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第5章-1 †切って、貼る。†
切って貼る切って貼る切って貼る切って貼る
切って、貼る

ユキがリストカットを繰り返すようになったのは
案外最近。

自分が病気だなんて、知らなかった。

ずっと僕たちは、一緒に生活しているから。
記憶が消えたりすることもあるけど
ちょっと忘れっぽいなって、思ってた。

まいが痕跡を残す。

テーブルの上に、まいがユキにあてた手紙が置いてあった日がある。
もっと上手に生きろ
オマエは馬鹿だから無理かもしれないけど
私は上手く生きている
オマエが消えろ
オマエが消えろ
オマエが死ね
そんなことが長々と書いてあったね。

ユキは泣き、叫んだ。

コロサレル、コロサレル、コロサレル
コロサレル、コロサレル、コロサレル

まいに乗っ取られる前に殺さなきゃ

でもね、カラダはひとつしかないんだ。

ユキの殺人行為は
自殺行為になる。

切って、貼らなきゃ。
切って、はらなきゃ。

自分で手首を切り
自分で手当てをする。

ユキは毎日、繰り返す。

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