カラカタカタカラカタカタカタリ
V系好き・ヲタク・メンヘラ ついに三拍子揃ってしまった僕の日常。 ガル山キングの99%は「あきらめ」で出来ています。
第1章-3 †まだ女子高生†
ユキは、だんだん学校へ行かなくなっていった。
引きこもっているわけではない。
ちゃんといつもの時間に制服を着て
いつものバスに乗りいつもの場所で降りる。
行き先がパチンコ屋になっただけだ。

バイトには休まずちゃんと行っていた。
そこには「居場所」があった。
小さな店で、家族のように接してくれるオカミさんが好きだった。
店員も客も、ママ って呼んでたんだ。

パチンコ屋は「ひとり」でいる感じがしなかった。
…というよりも、何も考えないには丁度良い場所だったんだ。
勝ったお金は、ブランド物に消えていた。
それなりに当時の「最近の若い子」だったからね。


そのころから…


「まい」の存在が確認できている。
まいちゃんのことは、また後ほど。
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第1章-2 †高校生活†
ユキは、授業とバイト以外の殆どの時間を陽ちゃんと過ごした。
朝は手を繋いで学校へ行き、
授業が終われば何をするでもなかったが最後のバスが来るまでの間
ただ、ずっと一緒にいた。
特にそれが楽しかった訳でもない。
学校が休みの日は、バイトが終わるとまっすぐ陽ちゃんの家に行く。
陽ちゃんの家は母子家庭で、お母さんは殆ど家にいなかった。
行きやすかったのかもしれないね。
それでも特に、会いたいだとか好きだとか言った甘い感情は持っていなかった。


そんな日々が半年続き、高校2年生だった陽ちゃんの修学旅行の日がやってきたんだ。

3日間

ユキは、違うオトコノコと過ごした。

陽ちゃんと同じように
ただ、何をするでもなく。

帰ってきた陽ちゃんは真っ先にユキに怒りをぶつけた。
 「お前、浮気してたんだな!?」
 「別に、浮気なんてしてない。ただ、一緒にいただけ。」
熱くなる陽ちゃんの問いに淡々と答えながら、
二人の関係は、終わった。

「めんどくせ」

それから暫くは、一人で過ごす時間を別の事に使った。
バイト先のラーメン屋は、学校のすぐ近くだったが
隣にはパチンコ屋があった。
授業がめんどくさくなるとバイト先で着替えて
パチンコ屋へ向かう。

うるさい音、キラキラ光るライト
何も考えずにすむ空間
煙草の煙

居心地がよかった。

今でもパチンコ屋は大好き。
もう初めて行った時から8年になるかな。
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第1章-1 †高校生活†
            時は1999年。
「卒業したら、結婚しような」
「いいよ(べつにどうでも)」

高校1年生のユキは、学校とバイトと彼氏の対応の繰り返しの日々を送っていた。
場所は福島県の片田舎。バスの最終は19時だから、門限など必要ない世界。
それを過ぎると帰る術がないのだ。
特にやりたいことがあったわけではないけど、進学校に通っていた。
制服が、可愛かったんだ。

彼、陽ちゃんと出会ったのは中学生のとき。同じ部活の先輩。
べつになんとも思ってなかったけど、一緒に高校に通うようになって、(もちろんバスは一本しかないからね)告られた。
別に、断る理由もなかったから付き合うことにした。

ユキには、学校で友達がいなかった。
正確には「友達と呼ぶほどの人」がいなかったのだ。
みんな一緒。
それなりにめだってはいたから、近づいてくる人も多かったし
学校にいる時間を一人ですごすことはなかった。
しかし自分から他人を知るのも自分のことを他人に教えるのもめんどくさい。

でも、ひとりはイヤ

陽ちゃんは、ちょうどよかった。
誰でもよかったんだ。

バイトは、学校の近くのラーメン屋さん。
マッシュルームカットのオカミさんと、無口なお兄ちゃん、いつも笑顔な太ったお姉ちゃんの3人がそこにはいた。
学校から近いからって理由で入った。
まだ、高校生になったばかり…4月だったかな。
履歴書も何もしらないユキは、直接店に行った。

「バイトさして下さぁい」

今思うとさ、ナメてんのかってハナシだけど
あっさりOKもらった。
オカミさんがおもしろい人でね。

「看板娘が欲しかったのよw神様の贈り物だわ!」

そうそう。その店、結構寂れた感じだったんだ。味はいいけどね。
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