カラカタカタカラカタカタカタリ
V系好き・ヲタク・メンヘラ ついに三拍子揃ってしまった僕の日常。 ガル山キングの99%は「あきらめ」で出来ています。
第9章-4 †not解離性同一障害†
僕たちは解離性障害であって、解離性同一障害ではありません。
ようするに、秒刻みでコロコロ人格が変わるといった症状はありません。

僕の症状として大きいのは離人。
感覚的なものだね。
あとは健忘かな。
まいの時なんかは健忘が激しい。

それ以外はやっぱり現在、鬱とみられる症状がユキに見える。
僕個人としては、特になんでもないんだ。
健康体といえるね。
僕以外の人たちについて客観的に見れるから
こうして文章も書くことができるよ。

ネットで色々調べ物をしたらさ、
アダルトチルドレンってのがあって。
僕はどっちかというとそっちかな?って思ったりもしてる。
何をしても情熱的になることはないんだよね。

あと、そんな病名があるなんて最近知ったことなんだけど

「リストカットシンドローム」

要するにリスカ依存症なんだけど、
それはそれでひとつの病気なんだね。
そんな記事を見たとき、ちょっとだけ嬉しかったのは内緒。

だってさ、"依存症"だなんて。
依存行動自体の意味がわからなかった僕が依存症だなんて。
それを言ってしまえばギャンブルも煙草も依存症なのかもしれないじゃないか。

最近思うことがあるんだけど、人類みな精神病なんじゃないかって。
皆、精神科に行って見るといいね。
何かしらの発見があると思うんだ。

最近さ、ネット中毒も精神病だとか違うとかって話が出ているらしいね。
ユキ的に言わせてもらえば


「どんだけ〜?」


だな。すべての人間は精神病なんじゃないか?ってのが
僕の専ら考えていること。
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第9章-3 †結婚生活†
初めて病院に行ったのは昨年秋とオハナシしていたね。
正確には2006年の9月。
原因不明だけど
今思えば明らかに"鬱"の症状だ。

さて、5月から9月…5ヶ月あるね。
その間の結婚生活はというと
花嫁修業も何もせずに嫁いだユキは家事に大苦戦。
だって、仕事しかしていなかったからね。
まずは食事だね。
もちろん料理なんてほとんどした事がなかったんだ。

知らない土地は新鮮だった。
今ではもう車を使ってしまうけど、最初は歩いたりバスを使ってみたりして
夕飯の買い物を楽しんだ。
希望にあふれた生活なんて初めてだったからね。
何をしても楽しいんだ。

旦那様の喜ぶ顔を楽しみにしてさ、
昼間から夕食の準備。
本を見ながらね、一生懸命だったよ。

今でも、料理は慣れないからね。
一生懸命やってるけどね。

旦那様は厳しい人なので、
おいしくなかったらおいしくないってハッキリ言うよ。
正しい評価があってこそ、成長ってもんがある。
僕は、ちゃんと知ってるんだ。

でもね、実際のところさ、へこむんだよね。

自信作でも容赦なく注文が飛んでくるからね。
わかってるんだよ。
ユキだって、ココロの中ではわかってる。
失敗を受け止めて成功を収めることができるようになる。
そんなこと、わかってるよ。


だけど、ユキの性格。


なんでも嫌な事は目を背けて生きてきた。
夢の中で生活してきた。
自分のしたい事だけして生きてきた。

旦那様は、ユキに現実を見ろと言う。
旦那様は、ユキに現実を教える。

間違った事を言ってはいない。
そんなこと、わかってる。


ただ、受け止める器がないだけ。


中山さんも、まいも、現実を生きてはいない。
それでも毎日、中山さんは仕事へ行く。
友達が出来て、職場でも評価されて、華やかに生活している。


ほら、また、格差。


現実と夢の区別が付かない僕たちが
現実世界で生きていることを
旦那様は教える。


混乱。混乱。混乱。


わかってる。僕たちは、みんなで一人。
たった一人の人間。
そんなことはわかってる。

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第9章-2 †何系?†
人格によって外見も変わる僕たち。
その時に誰が一番強いのかが一目でわかる。
誰である時の時間が一番ながいか
が、ポイントなわけだ。

スロット店で働くようになってからは
「中山さん」が一番強かったようだ。

簡単に説明してしまうと
僕はオトコノコだからね。
勿論、髪は短めに切るよ。いつも後ろ髪は長めにするけどね。
それはみんなへのサービス。だって、共存しないといけないからね。
どっちかというとヴィジュアル系に近いかな。
まいは断然ミニスカ派だ。
中山さんは、周りに合わせる人間だから、周りと同じような格好を好む。
職場によって違ってくるけど、流行り物を気にしたりするんだ。
ユキは僕を女にした感じかな。気が合うからね。

僕たちが通う美容室の担当さんはいつも困ってるの。
誰が髪を切るのかでまったく違う注文をするからね。

最近僕たちが、専らもめている内容は
「前髪」だ。
僕は前髪伸ばしたい派なんだ。
長めの前髪を斜めに流すのが僕流。
でも中山さんは、オンナらしいのが好きだからね。
あゆや來未チャンのような前髪が欲しいんだよね。

勝手に前髪切るなって僕は思うけど
「勝手に後切るな」
って、中山さんは思うのかな。きっとね。
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第9章-1 †再び、横須賀†
僕たち4人が全員登場したので
あらためて近況に移ろう。

横須賀に来たのは2006年の3月末。
施設での仕事を終えてまもなくの事だった。
まぁ、引越しだけして、結婚式の準備のためにすぐ福島へ戻るのだが。

部屋探しなどは長山君がすべて行ってくれた。
おっと…もう自分も"長山"な訳だが、ここではこう呼ばせて戴こう。
僕はあくまでも「ガル山キング」だしね。
彼は仕事の関係で1年以上前に福島を出ていたので
すべてお任せした。
かわりに、結婚式の段取りはユキがやる。ということで。

4月始めにはもう実家に戻っていたユキは
残り少ない福島での生活を満喫した。
親友とも呼べる妹と毎日夜中まで話し
祖母や祖父の運転手になっていろんな所を案内した。
祖母は、隣町に行っては
「東京さ来たみたいだ」
と言い、仕事に追われて家族とあまり過ごさないようになっていた
ユキも大変満足した。
結婚式の、5月5日までの1ヶ月は思う存分家族と過ごした。

それはそうと、
残念なことにユキ…いや、僕たちは「記憶」を司る脳が
きっと欠落している。
大事な日だってそれは関係なく抜け落ちてしまうものだ。
要するに、だ。
結婚式の事なんかもよくわからない。
あきらかに自分はそこに存在している。
まったく記憶がない訳でもない。
が、夢か現実かの区別が付かないのだ。
僕たちは、写真や映像、自筆などを見て
自分を確認するのだ。

そんな事情は自分しか知らないわけだが
結婚式も無事に終わり、新婚旅行も行って来た。
再び横須賀に帰って来たのは5月半ば。

横須賀は都会ではないが、田舎育ちのユキからすれば
バスが夜走っているだけでもびっくりだ。
歩いてコンビニに行けるなど
夢にも思わぬ生活なわけである。

しかし、そうそうのんびりもしていられない。
借金を持って嫁いだのだ。
仕事を探さなければ!
職業安定所なども行ってみたが場所も何もわからない
状態で職を探すのはなかなか困難だった。
だが、ここでもカルチャーショックを受ける。
自給があまりにも違う。

結局ユキが仕事を決めたのは
スロット専門店なのだが
(やっぱりパチンコ屋が好きなのだ)
アルバイトにして自給1300円。
関東に住む方々には普通なのかもしれないが
僕たちの地元では最低賃金610円の世界だ。
1時間700円で毎日掛け持ちをしてまで
長時間労働していた頃が馬鹿みたいに思えてもしょうがないぞ。

スロット専門店は、故郷のパチンコ屋が恋しくなるほどに
華やかで綺麗な場所だった。
中山さん(仮)が週5日フル稼働した。
休みが続いて病院に行ったのは
このスロット専門店である。

中山さんは、華やかな場所がお好きらしいが
ユキはやっぱりパチ屋といえば場末が好きだ。僕も。
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余談
あれから6年が経ちました。
僕はまだ伊織の死を理解できないでいます。

伊織は「死」をもって
悲しみや苦しみから逃れることができたのか
それは誰もわかりません。
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